サラマンダーは精霊のような存在なのかと思いましたが、アメリカに生息していることがわかりましたので、サンショウウオとの比較を調べてみました。
サラマンダーは精霊なのでしょうか?
サラマンダーはゲームの世界に存在するものかと思うほど、架空の生物のように紹介されているものが多く強いものの象徴のような感じを受けました。
サラマンダーはトカゲかドラゴンのような姿形をしていて、炎の中や溶岩の中に住んで火を司る精霊と言われているそうです。
サラマンダーは実在しないのでしょうか。
サラマンダーは架空の生物ではなく実在しています。
アメリカの北東部に生息していることがわかりました。
他にも生息地はあるかもしれませんが、このアメリカに住むサラマンダーはトラサンショウウオの一部であり、しかもメスだけの集団で自らのクローンを産んで子孫を残していくという驚くべき両生類です。
サンショウウオにはクローンを産むという確認はされていないので、この辺に大きな違いがあるようです。
クローンを産むのが確認されているのはこのトラサンショウウオ属のサラマンダーに限るようですが、それにしても驚きであり不思議です。
メスだけで繁殖することがなぜできるのかと言う疑問が生じますが、それは他の集団の生息地からオスが残した精子のDNAを盗み、自分自身の遺伝子情報に加えるというのです。
サラマンダーは日本語に訳すと「サンショウウオ」と訳される場合が多いようですが、日本のサンショウウオの仲間ではない場合が多いようで、イモリともサンショウウオとも区別しない時にはサラマンダーと呼んでしまうようです。
サラマンダーとサンショウウオは基本的には陸地の湿った場所で、物陰に隠れて生息しています。
このように生活スタイルは同じようですが、サラマンダーとサンショウウオは姿形は似ていないようで、サラマンダーはトカゲかドラゴンのような姿をしているというのは実在するサラマンダーも同じようです。
そして、このトラサンショウウオ属のサラマンダーでメスだけで繁殖する集団と通常の生殖を行うグループに分け、失った尾の再生スピードを比べた結果メスだけのサラマンダーの方が1.5倍も早く新しい尾を作り出すことがわかりました。
この再生スピードの速さもメスだけの繁殖と繁栄に影響があるのかもしれません。
まとめ
先ほどのサラマンダーはアメリカに生息しているものですが、メキシコにも生息しているようで、3種類のサラマンダーが新たに確認されたようです。
とても小さな体で、その大きさは硬貨よりも小さいそうです。しかし、すでに絶滅の危機だそうで、サンショウウオもそうですが環境汚染をに耐えこの時代を生きるのは、両生類にとって難しい事なのかもしれません。そんな環境でも、メスだけで繁殖しているサラマンダーは繁栄しているとのことなので、たくましい存在ですね。