サンショウウオの幼生が浮いてくるのは、需要なサインですので、これから説明していきます。
サンショウウオは両生類
サンショウウオは、カエルと同じ両生類なので、卵からふ化した後、エラ呼吸の水中生活から、肺呼吸の陸上生活へと変化していきます。
これを変態と呼びます。
サンショウウオの幼生に手足が生えたら
はじめに手が生え、続いて足が生えてきます。
エラがなくなるのは最後。
だんだんとエラが小さくなり、顔つきが丸く小さくなって別人のようになってきます。
こうなったら上陸も間近ですので、水から上がれる場所を用意するとともに、脱走を防ぐためのフタをしなければなりません。
上陸用の陸地を用意します。
必ずフタをします。
今までの水槽に新しく陸地を設けても良いのですが、簡単なのは水槽をもうひとつ買ってきてハイドロボール(人口の軽石)を敷いて陸地を作り、上陸用の水槽を用意することです。
手足が生えそろってエラが小さくなってきた幼生から順に、臨時水槽の方に移していくのです。
上陸時期にはわりと差があるので、よく観察することが必要でサンショウウオの幼生が浮いてくるというのは、上陸させてあげないといけないという事です。
上陸したサンショウウオは、ガラス面を上手に登りやすく脱走するので、フタが絶対に必要です。
ネットなど通気性の良いものを用意してください。
念のため、幼生水槽のほうにもフタをして、発泡スチロール板や浮き草、ホテイアオイ等を浮かべておくと、万が一上陸用水槽に移すのが遅れた場合に役立ちます。
まとめ
サンショウウオの幼生が浮いてくるというのは、肺呼吸に変わってきており、素早く上陸させてあげないと溺れて亡くなってしまいます。サンショウウオの幼生に手足が生えてきたら、上陸の準備をし、よく観察し、サンショウウオの変態に対応してください。くれぐれも浮いてきてから、準備するなんて事は、しないでください。命に係わります。サンショウウオは、両生類であるという事をよく理解し、十分な備えを幼生の頃からしてあげてください。