サンショウウオには、きちんと市販されている餌または、自然界から採取する餌などがあり、基本的には、おたまじゃくしは、サンショウウオの餌とは、言い難いのですが、おたまじゃくしを餌にする時の説明をしていきます。
サンショウウオの共食い
サンショウウオの幼生自身が別の幼生の餌になることがあります。
このような共食いは自然界で通常の捕食行動のひとつとして行われており、決して珍しいことではないです。
幼生を飼育しているうちに、めだって大きな幼生が何匹か出現します。
彼らが共食いする側です。
水槽の中ではボス的存在で、他の幼生達にくらべて特に頭部が大きく、貪欲に共食いを繰り返し、ますます大きくなっていきます。
こうした幼生は成体になっても、目立って大きな個体に成長します。
しかし、自分が飼育している中で、サンショウウオが共食いするのを見るのは、衝撃的であり、ショックでもあります。
そこで、餌として候補になるのが、おたまじゃくしです。
カエルの幼生であるおたまじゃくしを飼育しているボス的存在のサンショウウオの餌として挑戦してみると良いかもしれません。
しかし、カエルも種類により毒があるおたまじゃくしもいますので、注意が必要です。
まとめ
おたまじゃくしは、サンショウウオの基本的な餌では、ありません。しかし、飼育されているサンショウウオ、自然界のサンショウウオ共に、共食いが見られます。
これは、珍しい事ではなく、自然本能であり、生き抜いていくためのサンショウウオの智恵でもあります。自然界は、弱肉強食です。弱い者は、強い者に食べられてしまうのが、普通な事なのです。ですから、同じ仲間でもより強い者が生き残っていくのです。
また、サンショウウオは、全く自然界でおたまじゃくしを食べないという事でもないですので、共食い対策として、おたまじゃくしを使うという事は、問題のある事では、ありません。しかし、実際、食べてくれるかという所は、そのサンショウウオの好みになりますので、共食いを避けたい、なんとか代用出来る餌は、という時におたまじゃくしを与えてみてください。