サンショウウオを幼生から育て、それが立派に成長をして成体になったら飼い主としては非常に嬉しいですよね。
ここまで頑張って育てたサンショウウオに繁殖をさせたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
産卵させるためにはどのようにすればいいのか心配ですよね。
また、産んだ卵をどうやって孵せばいいのかも知って置きたいところですよね。
今回は、サンショウウオの繁殖とその後の卵のケアについて調べてみました。
サンショウウオの飼育下での繁殖について
サンショウウオの産卵のシーズンは晩冬から春先にかけてです。
サンショウウオが冬眠から目覚める頃に、大きめの飼育ゲージに陸地と水場の両方を作ります。
水場に産卵を行うため、水場は深めに設定するのが望ましいです。
新たに作った産卵用のゲージに冬眠明けのオスとメスを入れます。
オスとメス両方に十分な餌を与えていれば、比較的容易に繁殖するようになるとの事です。
事前にきちんと栄養をつけておく事が大事なのですね。
卵の世話について
サンショウウオは、卵嚢と呼ばれる卵がいっぱい詰まった袋状のものを水中に生みます。
卵は約3~4週間後に孵化をします。
それまでの間、卵嚢をケアするよう心掛けましょう。
卵嚢の時は当然餌を与える事はありませんので、水が汚れるスピードは遅いです。
そのため、あるに越した事はありませんが、エアレーション等の設備は特に必要ないです。
卵嚢は底に接触した状態になると孵化率が低下します。
なので、卵は必ず水に浮かせるようにしましょう。
水温は幼生の飼育同様、20℃以下で管理をするようにして下さい。
数日に1回は水の交換を行うようにして下さい。
その際、全部の水を取り替えずに、1/3程の水を交換します。
卵嚢は刺激に弱いため、水交換の時には十分に注意をして下さい。
まとめ
飼育下の繁殖に関してですが、調べてもなかなか情報がなく苦労しました。
繁殖自体はオス・メスの管理をきちんとしていれば比較的容易に行うとなっておりました。
恐らくですが、繁殖そのものはそこまで難しいものではなく、繁殖まで持っていく過程が難しいのではないかと考えられます。
ただでさえ飼育困難と言われているのに、オスとメスを揃えるとなると難易度倍増ですよね。
サンショウウオを繁殖できる機会があれば、是非ともチャレンジをしてみて下さい。