サンショウウオ、顔を見ていたら愛くるしい表情で可愛らしいですよね。
思わず飼ってみたいと思ってしまいそうですよね。
外見がイモリに似ており、イモリ同様飼育が簡単な気がしそうですが、実はサンショウウオの飼育は非常に難しいと言われております。
どこがどのように難しいのか、調査をしてみました。
飼育の難易度が高い理由
サンショウウオの種類によってかなり差は出てきますが、サンショウウオは基本的に暑さと乾燥にとても弱いです。
飼育における温度管理が非常に難しいとされております。
また、種による適応環境等の相違が激しいため、その見極めも難しいのです。
イモリは水の交換のみを行えば、基本放置しても生きていけるので飼育は非常に簡単と言われております。
それとは対照的にサンショウウオは徹底した温度・湿度管理を行わなければいけず、ちょっとの油断も禁物です。
ルックスが似ているからと言って、サンショウウオをイモリ感覚で飼育をしてしまうと、サンショウウオに可愛そうな思いをさせてしまいます。
サンショウウオはとても繊細
サンショウウオ飼育が難しいと言われているもう1つの理由は、サンショウウオの繊細さにあります。
サンショウウオは環境の変化に適応する事が困難な生き物です。
種類によってはケースで1ヶ月の飼育も困難なものもいます。
その繊細さから、サンショウウオの成体を捕獲して飼育すると餌を食べない、体調を崩すといった事が起こるので、成体の採集は望ましくないとされております。
ちょっとした環境の変化で餌を食べなくなってしまうのも、飼育が困難とされる理由の1つなのです。
まとめ
いくら可愛いと言っても、環境の管理を徹底していかなければ飼育は難しい生き物ですね。
サンショウウオが生息している場所は、他の生物にとって住みやすいか否かの指標になっております。
自然の中でさえ、彼らが生息できる環境が限られているのに、それを一般家庭の人間の手で育てるとなると、本当に気を使いますよね。
どんな生き物に対してもそうなのですが、特にサンショウウオを飼育したいと思うのであれば、心の底から愛情を注がなければならないですね。