世界中にサンショウウオの仲間はどれだけいるのか調べてみると、500種類ものサンショウウオが生息して、うち日本にいるのはだいたい20種類ほどのようです。

世界から見ても日本にいる種類は少ないですよね。

都会では見ることはないものの、ちょっと足を伸ばすと人の目には触れていなくてもひっそり生きているということのようです。

ここではそんなサンショウウオの生態を中心に調べました。

サンショウウオ 生態

サンショウウオの生態

サンショウウオの生態については、まだはっきりわかっていないことも多いようですが、

幼生の時期は水中で生活するようです。

成長して成体になると陸の上に上がり、川の近くにできた水たまりや、落ち葉や石の下などの湿度が高くて涼しい場所を好んで生活しています。

夜行性で岩陰などに隠れているのでなかなかお目にかかることは少ないようです。

餌は、ミミズ小さな昆虫を餌にして食べているようです。

幼生の時期には仲間のサンショウウオを食べてしまうこともよくあるようです。

とくに春先はまだ寒く昆虫などもあまり棲息していないために自分の仲間同士で食べてしまうということのようです。

そもそもサンショウウオの産卵は春先になってしまうため、どうしても餌が足りないという状況になってしまいますよね。

当然、幼生の生存率が低いとういうのもうなづけます。

サンショウウオの受精は体外受精で、まずメスが卵を産んでオスがそこの精子を放出させることで受精します。

卵を産むときには、コロンと一つずつ落とすわけではなく、卵嚢と呼ばれる卵を守っている包みと一緒に産卵します。

卵嚢の中には、複数個の卵が入っています。

サンショウウオはご存知のとおり耳などがないので、音を聞くということは苦手ですが、その代わりに振動を感知して周囲の状況を確認しているようです。

また、意外に思われる人もいるかもしれませんが、嗅覚は優れているようです。

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まとめ

サンショウウオは体外受精をしますが、水中に生きる生き物には体外受精が多いということのようです。サンショウウオに適している水温が約20℃以下ということですから、ほんと冷たい水の中が好きなんですね。野生のサンショウウオを見るなら、かなり山の方を目指した方が良さそうですよね。

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