飼っているサンショウウオが突然餌を食べなくなった。
サンショウウオを飼育している人ならば、そういう経験をしたことある人がいらっしゃるのではないでしょうか。
サンショウウオはちょっとした事で餌を食べなくなります。
その原因と対策について、一緒に見ていきたいと思います。
サンショウウオが餌を食べない理由
なぜサンショウウオは突然餌を食べなくなるのかについていくつかの要因を挙げていきます。
1つ目は、上陸直後しばらくは餌を食べなくなります。
恐らく水中生活から陸上生活への変化の適応がまだ不十分等といった要因が考えられます。
これはどのサンショウウオも共通の事なので、飼育していたら誰しもが通る道だと思ってよいでしょう。
2つ目は、飼育環境の不備により餌を食べなくなるケースです。
温度・湿度管理や水の汚れ、空気の悪さにより食欲が低下してしまう事があります。
3つ目は、飼育環境が変わると餌を食べなくなります。
サンショウウオは環境の変化に非常に敏感です。
主な原因として、飼育ゲージや流木、シェルターの交換等が挙げられます。
拒食時における餌の与え方
上陸直後や環境の変化による拒食の場合、大抵は時間が解決してくれます。
1~2週間後には餌を食べてくれるようになるケースが多いです。
飼育環境の不備については、その原因となる要素を取り除いてあげれば食べるようになります。
こちらの場合も食欲復帰まで時間がかかる事もあります。
しかし飼い主としては1日も早く元気に餌を食べてもらいたいところですよね。
だからと言って、無理強いは決してよくありません。
拒食時の最も良い餌の与え方は、しばらく自分の手で餌を与えるのをストップして、ゲージ内に小さめの活餌を少量ばら撒いてあげます。
こうする事で、気が付いたら餌を食べていたという事がよくあります。
徐々に食べる量が増えていったら、従来のやり方に戻せばよいのです。
その他の対処法として、サンショウウオの食欲を刺激するという方法があります。
サンショウウオの近くの床底をピンセットで繰り返しつつく、活餌の内臓をはみ出させてニオイを嗅がせる等といったやり方があります。
サンショウウオを複数飼っていたら、他の個体の捕食風景を見せるのもよいでしょう。
まとめ
飼っている生き物が餌を食べなくなると、非常に心配になりますよね。
しかしサンショウウオは、1ヶ月単位での絶食をしても大丈夫な生き物です。
あまり気を揉んで無理やり餌を与えようとしても、飼い主・サンショウウオ共々ストレスが溜まってしまいます
焦らずゆっくり時間をかけて餌を与えましょう。