サンショウウオの名前には、山椒に似た香りがすることからこの名がついたという一説もあるようですが、人間の食用とされていたこともあったようですね。

サンショウウオとイモリは、体形が似ていることと、どちらも両生類ということで見分けがつくにくいという面もあるようです。

そこで、サンショウウオとイモリの違いを中心に調べました。

サンショウウオ イモリ 違い

サンショウウオとイモリの違い

サンショウウオはサンショウウオ目のサンショウウオ科に属しています。

同じくイモリもサンショウウオ目ではありますが、イモリ科目に属しています。

一番大きな違いは、触ったときの感触です。

イモリを触ったときの肌触りはザラザラしています。

反対にゼラチンのような肌で艶があるのが一般的なサンショウウオになります。

肌の色にも大きな違いがあり、サンショウウオにはお腹も尾っぽの方にもこれといった目立つ色はないものの、イモリは体の一部に派手な色合いを見ることもあります。

イモリのお腹や尾っぽの方がオレンジ色になっています。

日本で一般的にみられるのがアカハライモリですが、お腹の部分が赤いのが最大の特徴です。

もう一つの違いは受精の仕方と産卵の方法のようです。

サンショウウオは、ゼリー状になっている卵嚢(らんのう)に卵を包んだまま複数の卵を産み落とします。

受精は卵を産みだしてから受精する体外受精ですね。

一方、イモリは、体内で受精して、一個一個卵を産んでいきます。

また、それぞれの交わりの方法も違いがあるようです。

サンショウウオは、体外受精でメスが卵を産んでその卵にオスが精子を放出します。

イモリは、オスが精子の入っている包みを体外に出して、メスがそれを拾って体内に取り込む体内受精になるようです。

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まとめ

イモリはそれほど珍しくなく普通に見ることもできますが、サンショウウオの場合は、もともと夜行性なので狙って見つけないと、なかなか目にすることはありませんよね。サンショウウオには「魚」のウオが入っていますが、子供のときには、水の中で生活して大人になってから陸の上で生活する生態のようです。もし、見ることが出来たらとてもラッキーですよ。

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