サンショウウオはだいたい3月~5月頃産卵します。
サンショウウオは卵のうで卵を産むのですが、どの様にして孵化させるのでしょうか?
今回は孵化のさせ方について調べてみました。
卵のうについて
卵のうは水中の小枝などに産み付けられます。
サンショウウオの種類によって卵のうの形が変わります。
アケビ型のものは黒サンショウウオ。
バナナ型のものはキタサンショウウオ、トウキョウサンショウウオ、カスミサンショウウオ、、ハクバサンショウウオなどです。
コイル型のものはエゾサンショウウオ、トクホウサンショウウオ、アベサンショウウオ、オオイタサンショウウオなどです。
山ぶどう型はハコネサンショウウオです。サンショウウオの卵のうは、産み付けられた後水を吸って親の大きさよりも大きくなります。
孵化させる方法について
基本的に孵化するまでは何もする事がありません。
しいて言えば温度管理をしっかり行うことぐらいです。
孵化させる方法ですが、サンショウウオの卵のうだけを60cmほどの水槽に入れます。
温度は室温~25度ぐらいまでが適温となります。
水温が高めだと孵化するまでの日数が短くなります。
水替えの必要はありませんが、酸素が行き渡る様に濾過装置を設置しましょう。
数週間で卵のうは孵化します。
孵化後気を付ける事
孵化後は共食いが始まります。個体数が減るので自然に任せるのが一番ですが、気になる方は1匹1匹分けるといいでしょう。
変態が進み、エラが無くなるまでは温度管理に十分気を付けてください。
室内の温度が上がると、水槽内の温度も上がります。
温度が上がりすぎている場合はクーラーを上手く使うなどして温度を下げるようにしてください。
他にも水槽用クーラーや保冷剤を使用するやり方もあります。
まとめ
卵のうから孵化させるのに温度管理には気を付けなければいけないので、こまめにチェックしましょう。締め切った室内は特に暑くなりますから要注意です。今回色々調べてみて、サンショウウオの種類によって卵のうの形が違うことに驚きました。