サンショウウオは卵嚢で卵を産み付けます。
水深が浅い所にある卵嚢は孵化が早く、水深が深い所にある卵嚢は孵化が遅いそうです。
卵嚢を見つけた場合どんな風に飼い、孵化後はどんな風に育てればいいのでしょうか?
今回は卵嚢の飼い方と育て方について調べてみました。
卵嚢の飼い方について
産卵した卵は60cm水槽が適しています。
水槽の底に砂利や土を入れる必要はありません。
孵化するまでは水質が急激に悪くなる事はありませんが、水は濾過した方が酸素が回るので濾過装置を設置しましょう。
水温計も忘れずに入れます。
水温は室温と同じぐらいから25度ぐらいまでが目安です。
水温が低くてもヒーターは必要ありません。
夏場、水温が30度を超えるような日はクーラーの効いた室内に水槽を置きましょう。
幼生の育て方について
孵化すると1cmぐらいの幼生が生まれてきます。
水槽は卵嚢の時に使っていた水槽をそのまま使用します。
孵化後は共食いが発生しますが、自然に近い状態にする為にもそのままにしておいて問題ありません。
どうしても共食いが嫌な場合は、1匹ずつ隔離するなどしましょう。
孵化後は水替えを頻繁に行います。
少量の水替えなら汲み置き水を使用しましょう。
温度は卵のうの時と同じで室温と同じぐらいから25度ぐらいまでが目安です。
水温が一番重要なので、チェックを欠かさない様にしましょう。
幼生は変態をします。
手が生えてから足が生え、エラが無くなり段々とサンショウウオの形になっていきます。
エラが無くなると、上陸ができるようになるので別の水槽に陸地の設置と水槽に蓋を用意します。
餌は毎日食べ切れる量を朝、夕の2回与えます。
餌は冷凍ミジンコ、冷凍赤虫、冷凍イトミミズなどペットショップで売られているもので大丈夫です。
冷凍しているものをそのまま与えても食べないので、水を入れて解凍してスポイトなどで吸い取り幼生の前に落として与えます。
まとめ
サンショウウオの卵嚢の孵化や育て方には、温度管理が一番重要だと分かりました。サンショウウオはカエルの様に変態する生き物だと初めて知って驚きましたが、観察してみると楽しそうだなと思いました。