両生類のサンショウウオの卵とカエルの卵は卵嚢に包まれている形状で見た目は似ていますが、大きな違いはあるのでしょうか?
今回は卵の違いについて調べてみました。
卵の種類について
まずサンショウウオの卵の種類ですが4種類あります。
バナナ型は細長く長さも短いものがあります。
見た目は少しねじれているものもあり、コイル型に似ているものもあります。
アケビ型は白色で、中が見えないようになっています。
ごくたまに透明になっているものや、緑かかったものがあります。
コイル型はその名の通り、細長くねじれていますが長さはあまりありません。
ヤマブドウ型は、ハコネサンショウウオ独特の形です。
湧き水や、大きな岩の裏に産み付けられるので見かけるのは珍しいです。
カエルの卵ですがぶどうの房のような型、1つ1つが卵嚢に包まれた丸い型が沢山まとめて産み付けられているもの、細長いひも状のものがあります。
カエルの場合も、カエルの種類によって卵嚢の形が変わります。
違いについて
サンショウウオとカエルの卵の違いは、その見た目が違うことが大きな特徴と言えいます。
細長いひも状のもの卵嚢は両方に共通していますが、長いものはカエル、短いものはオオサンショウウオと長さが全く違うので見分けることが可能です。
また卵嚢の中にいる卵の数が違います。
サンショウウオは多くても20個程度なのに対して、カエルは1000個~6000個もあります。
カエルの卵は孵化するまでに気温が高いと3日で孵化することもありますが、大体1週間ほどで孵化します。
一方サンショウウオは18日~1か月ぐらいで孵化するそうです。
まとめ
オオサンショウウオとカエルの卵は同じようなものだと思っていましたが、見た目が全く違うことが分かりました。そして産卵時期もほぼ同じですが、孵化するまでの日数の違いが大きく違うこともわかりました。両方とも変態する生き物で、大人になるにつれて形が変わっていきます。子供と一緒に観察するのも勉強になって楽しいかもしれません。両生類という生き物は色々不思議だなと思いました。