サンショウウオとイモリは同じ両生類です。
大きさや見た目も似ていますが、見分ける方法はあるのでしょうか?
今回はサンショウウオとイモリの見分け方について調べてみました。
見分け方について
サンショウウオとイモリの見分け方ですが、特徴は3か所あります。
まず、お腹の色で見分けることができます。
イモリはお腹が赤色をしていますが、サンショウウオは赤くありません。
次に個体の表面です。
イモリはざらざらしていますが、サンショウウオは滑らかです。
最後は生息場所です。
イモリは水中ですが、サンショウウオは陸地です。
サンショウウオは繁殖期の時だけ水中に入ります。
幼生の時の見分け方もあります。
側線器についてですがイモリは目立ちますが、サンショウウオは目立ちません。
側線器とは体に並んでいる感覚器の事です。生息場所はイモリの場合緩やかな流水、止水の場所にいます。
サンショウウオの場合、止水と緩やかじゃなくても大丈夫な流水で生息できます。
さらにイモリとサンショウウオの卵の見分け方もあります。
イモリの場合卵の形は丸い物を1個ずつ産みます。サンショウウオは卵嚢で産みます。
イモリの特徴とヤモリの違い
イモリの最大の特徴はそのお腹の色です。
アカハライモリと呼ばれるように、赤と黒で一目でイモリと分かるほどです。
見た目こそサンショウウオと似ていますが、お腹の色を見れば100%どちらか判断できるので覚えておきましょう。
またイモリとに似ている生物でヤモリがいますが、その違いが分からない方も多いと思います。
一言で言うとイモリは両生類ですが、ヤモリは爬虫類になります。
ヤモリは陸上に生息しているので、水中で見かける事はありません。
なので水のある所に生息しているのがイモリと覚えておきましょう。
まとめ
サンショウウオとイモリの違いを調べていると、イモリは幼生の時陸地に住んでいることが分かりました。サンショウウオを逆の生態です。イモリは変態を終えた後、数年陸上生活を送るそうで「両生類」=水の中の生き物と思っていた自分にとってはかなり衝撃的な事実でした。