サンショウウオを病気から守るために感染症について学んでみました。
サンショウウオの感染症って何?
サンショウウオの飼育中に気を付けなければならないのは病気です。
特に気を付けたいのが病原体が感染して引き起こす感染症です。
細菌や寄生虫などが主な原因とされていますが、ストレスや飼育中に起こる不備によって免疫力が衰え表面化する事が多いようです。
サンショウウオの感染症には細菌感染があります。
バクテリアと呼ばれる単細胞の微生物で腸内の好気性細菌が低温時において一時的に減少し、病原菌が悪さをしやすくなるようです。
サンショウウオを低温時に冬眠させる場合は注意が必要です。
そしてもう一つの感染には真菌感染というのがあります。
真菌感染を引き起こす原因として、病原を持ったカビの存在があります。
サンショウウオが棲んでいる環境は湿っている為、真菌にとっては繁殖するのに適した環境になります。
しかし、真菌の感染力が弱い為かこの病気についての報告は今のところ、あまりありませんがカビの存在がある以上気に留めておく必要があるかもしれません。
野生のサンショウウオには数種類の寄生虫が感染しています。
その寄生虫達はサンショウウオから栄養をもらい、しかし大きな害は与えないようにバランスを取りながら共に生息しています。
飼育下のサンショウウオにも寄生虫は感染しますが、野生と違い悪影響が現れない場合が多いのであまり心配する必要はなさそうです。
しかしサンショウウオが衰弱した時には寄生虫が深刻なダメージを与える場合があるので、日頃からフンや脱皮殻などを取り除きサンショウウオを感染から守るように努力してください。
まとめ
サンショウウオにとって最も大切である湿度、温度、栄養状態などをもう一度確認しサンショウウオが居心地の良い状態で過ごせるように注意してあげましょう。両生類は、犬や猫と違いすぐに診てくれる獣医さんも少ないと聞きます。
サンショウウオを病気から守り、健康な状態で過ごせるようこれらの情報が少しでも役に立つことを期待しています。