サンショウウオの餌と給餌の頻度、飼育環境について学びました。
サンショウウオは何を餌にしているのでしょうか
サンショウウオの成体について考えた時に最初に思うことは、サンショウウオの餌は何かという事です。
サンショウウオという名前を聞くと魚類かと勘違いしてしまいそうですが、サンショウウオは両生類です。
そして、とても興味深いのが32種類もの餌を食すという事です。
これだけの種類の中から餌を選ぶことができたら、餌に苦労する事はなさそうです。
特に標準的な餌がコオロギとミミズそしてワラジムシ類で、中でもコオロギを好んで食すようです。
週に2回ではありますが、食べたいだけ食べるというとてもうらやましい食生活であることが分かりました。
飼育に関しては週に2回の給餌なら楽そうですが、サンショウウオの食欲によっては準備が大変かもしれません。
平均的な回数は週2で11回という調査結果があります。
しかし、サンショウウオの大きさによっては餌の量と給餌の頻度も変わり週に1回の場合もあるようです。
基本的に餌に興味を示さなくなった時が満腹のサインですが、中には食べ過ぎてしまうサンショウウオもいるという事なので、サンショウウオの平均的な体重などを理解しておく事が必要かもしれません。
サンショウウオの飼育環境は?
サンショウウオを飼育するには水槽が必要です。
タッパウエアなども良いようですが、サンショウウオの成長を考えた時に水槽の方が適していると言えそうです。
最初は60cm程の大きさの水槽で十分ですが、成長してくると窮屈になってきますので、1つの水槽に3匹くらいを目安に飼育することをお勧めします。
サンショウウオは暑さが苦手なので、水槽内の温度は19℃くらいを保ってあげると快適に過ごせるようです。
倒木の下や地中に生息しているサンショウウオは物陰を好みますので流木や割れた植木鉢などを利用し隠れ家を用意してあげましょう。
水槽の中には床材としてセラミックボールなどを用意して湿った環境を用意してあげる事が最も重要です。
サンショウウオは乾燥した空間では生きていく事が出来ないので、水分調節をしっかりしてあげましょう。
まとめ
サンショウウオは陸に生息している両生類です。
産卵以外は水場を全く必要としませんので、水槽の中に必要以上の水分を入れる事はしないでください。しかしながら、今の段階ではサンショウウオの飼育方法として確立されているものはないようですので、これから飼育される予定の方はこれらを参考にそれぞれのサンショウウオにあった方法で飼育されることをお勧め致します。