サンショウウオとカエルの幼虫について調べてみました。
サンショウウオとカエルとオタマジャクシの成長
カエルの幼生は誰もがご存知のオタマジャクシです。
オタマジャクシの事を幼虫と呼ばないのは昆虫のなどの多足類ではなく、成体とは違う体形で過ごす時期がある為です。
そのような特徴を持つ種類を幼生と呼ぶそうです。
確かにオタマジャクシを無る限りのちにカエルのような姿になるとは想像できないかもしれません。
何年か前に、オオサンショウウオをカエルの幼生、つまりオタマジャクシと勘違いした人のツイッターが炎上した事がありました。
オオサンショウウオは50㎝から150㎝に成長するようですが、それに対してサンショウウオは20㎝以下で成長が止まります。
この時の勘違いはオオサンショウウオを知らなかった事が原因かもしれません。
しかし、勘違いしてしまうほどサンショウウオとオタマジャクシは特徴がよく似ているといわれています。
カエルの仲間の幼生、つまりオタマジャクシはカエルと親子でありながら外見が全く違いなおかつ魚にも見えない形をしています。
オタマジャクシの特徴は非常に興味深くて、両生類的な特徴を持っている肺魚と両生類であるサンショウウオの2種類に特徴が似ているので魚類から両生類への進化を身近で見ることができる貴重な成体と言えるのではないでしょうか。
オタマジャクシがカエルになるまでの期間は種類によって異なりますが、ウシガエルが特に長く、しかも途中で越冬しながら1-2年でカエルに進化するようです。
二ホンヒキガエルは2か月半程で変態するとの報告があります。
以外に長い期間が必要だという事がわかります。
まとめ
最後にサンショウウオの名前の由来についてですが、サンショウウオを漢字にすると山椒魚となります。ご存知の方も多いとは思いますが、山椒に似た香りを体から発する種類が生息しているのでこのような名前が付いたのだそうです。
オタマジャクシはカエルの子。ナマズの孫ではありません。という歌があります。オタマジャクシは勘違いされやすい生き物なのでしょうか。サンショウウオもそうですが今後は他の成体と間違うことがないようにしっかり学んでいきたいですね。